不定期翻訳記事 ウクライナの公用語はウクライナ語とロシア語の二つであるべき
ウクライナにおけるウクライナ語とロシア語の問題は、おそらくいまは言われるほど深刻な問題ではない。少なくとも、クリミアを除いて東ウクライナにおいても、住民の心境はかなり冷めたものである。
現在の時点から考えれば、生活上それで困難が生じるということもないので当然といえば当然の反応だ。人々は状況に応じて適宜使い分けている。
しかし今のように小中学校から計画的にロシア語およびその文化教育が排除されれば数世代を経る頃には、ロシア語のレベルは著しく低下する。
ロシア語はなくなりはしないが、それは言語的に恐ろしく幼稚化した外国人の話すように深みのない言葉になるだろう。
これは誇張でもなんでもなく言語・文化的ジェノサイドであるとぼくには思える。そしてそれこそが現在政府によって主導されている「ウクライナ化」の目指すことである。
問題はロシア語の需要が公式的に一切考慮されていないことだ。ウクライナ国内においてはテレビ番組の75%、テレビCMにいたっては100%のウクライナ語放送が義務付けられている。
ロシア語話者もウクライナ語を理解できるからいいという問題ではない。重要なことは、なぜ「それを強制されなければならないのか」という点に尽きる。
「ウクライナ化」の異常な偏向ぶりはとても理性的とは言いがたい。前回のヴィトレンコに続いて今回もウクライナの言語問題を取り上げた。
ちなみに、読者の意見も面白いので余裕があれば読む価値あり。こなれた表現も満載。
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