サハリン2を「告発」 露資源相 環境破壊、警報違反
落ち着いたとみたら、いきなり急転直下でとんでもない策に出てきましたね、ロシア政府も。これが進めばサハリン2の事業も事実上頓挫でしょう。少なくとも、外資は撤退せざるを得ない。どうなることやら・・・。
サハリン2を「告発」 露資源相 環境破壊、警報違反
【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのトルトネフ天然資源相は25日、日本の商社が参加するロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の環境破壊状況の調査に関連し、同事業が少なくとも5つの刑法に違反しているとして、2週間以内に検察当局に告発する意向を明らかにした。ロシア当局側はサハリン2を刑事告発することで、国家管理強化に向け、サハリンエナジーや関係国への圧力を強めた形だ。
インタファクス通信などが伝えたもので、トルトネフ天然資源相はまた、25日までにまとめるとしていた同省監督局によるサハリン2の環境破壊状況の調査期限を11月末まで引き延ばしたうえで、同省監督局に対し、同事業による環境破壊でロシアが被った損害総額を算出するよう命じたことを明らかにした。ただ、5つの刑法違反の具体的な内容は不明だ。
サハリン2の環境破壊状況の調査を担当する同監督局のミトボリ局次長は25日、ロシアのラジオ放送エホ・マスクブイに対し、同監督局がサハリン2の水資源利用許可も剥脱(はくだつ)することを検討中であると語った。同局次長によると、水資源の利用許可剥脱は、サハリン2の開発事業の実質的中止を意味するという。
同局次長はこれまでに、同事業による環境被害の総額が、ロシアの昨年度国家予算の5分の1以上に当たる500億ドル(約5兆9000億円)にものぼる可能性があると言明していた。
ロシア検察当局はすでに同監督局の家宅捜査を行い、サハリン2関連の資料を押収したとの報道もある。
(産経新聞) - 10月26日8時1分更新