元石油最大手ユコス、倒産確定 露の強硬姿勢に不信
アメリカに引き続いて、ロシアも強権発動が諸外国一般に強く印象づけられるようになってきた。
問題は、そうしたロシアのビジョンの先にどういう現実が待ち構えているのか、ということだけど、まったく読めない。
何しろ、ことはアメリカがこの先5年、10年でどう変わっていくのか、中国や中東諸国との、はたまた日本との関係がどうなっていくのかということと無関係ではないから。
ただ一つだけいえることは、このロシア国内の流れは誰にも止められないということ。行き着くところまでいってみないと分からないということだろうと思う。
【モスクワ=内藤泰朗】インタファクス通信によると、モスクワ第9控訴審は19日、ロシアのプーチン政権と対立し、追徴課税などの圧力を受けて破綻(はたん)した同国石油元最大手ユコスの倒産を最終的に認める判決を下した。これで同社の倒産が確定し、その資産は最大の債権者である国営石油ロスネフチなどに移行することになる。
強引なやり方でユコスを破綻に追い込み、その資産を国有化した政権の強権姿勢は今後も強まるものとみられる。
ユコスはソ連崩壊後、国営石油会社を統合して発足。同社を買収したホドルコフスキー氏の下で急成長し、ロシアの最優良企業と称賛されたが、プーチン政権と対立し、同社のホドルコフスキー元社長も脱税などで懲役8年の刑を受け、シベリア送りとなった。
欧米諸国は事件を政治的弾圧だとして批判し、ロシアの民主主義、市場経済への不信を強めている。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 9月21日8時32分更新